感情の管理

Emotion management, not unger management

hata published on
7 min, 1332 words

昨日の続き。

やる気や集中力を維持・向上を大きな波で作るのではなく小さな波の恒常的長期的上昇で担保する。 ポイントの1つは大きな感情の爆発 ― 激情と言ってもいいかもしれない ― を捨てることにあるように思う。 激情はやる気や集中力を短時間で飛躍的に高めることができるが、揺り戻しも大きい。 ドーピングに近い。 なので自然発生的な激情を含めて制御しないといけない。 制御というよりもっとシステマチックにドライに捉えたいので「管理」というほうが正しいかもしれない。 激情の中でもっともよく出くわす1つは怒りかもしれない。 激怒。 怒りをコントロールする重要性は今やアンガーマネジメントとして一般的になっている。

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(2冊目の本は Audible でも聞けるので手軽)

しかし、怒りに関わらず喜び、悲しみ、楽しみ、感動、すべての激情が集中力に大きく影響すると思う。 もちろん 怒り は非常に影響が大きい。 しかし負の感情のみならずポジティブな感情もやる気を大きく鼓舞したり集中力をそらしたりする。 これらすべての感情を、激情を管理せねばならない。

アンガーマネジメント ならぬ エモーションマネジメント

そんな概念あるのかな、と Amazon で本を検索してみたところ、洋書だとちらほら。

これは、子供向けのようだけど結構新しくて気になる。

日本語だとまさに『感情マネジメント』なる比較的新しめの本が。

読んでみる。

魂を揺さぶる感動、心の底からの哀しみ、これらは人生の醍醐味ではないか。 まんがの『闇金ウシジマくん』でもマサルがゆるく生きるゲイの債務者を指して、

あんなにぬるく生きて楽しいのか? ガッ働いて、パーッと遊んだほうが楽しいだろ

というふうなことを述べる。

しかし、それに対してウシジマは 「そうかー?人それぞれだろ」 と返す。 僕もマサルのように思っていた節が無意識なのかわからないが少なからずあるように思う。 でも人それぞれなんだろう。 繊細な感情の機微の中に喜びや人生の価値を見出す人もたくさんいるはずだ。 そこに年齢を持ち込む必要もないし、人それぞれ。 そう捉えて Emotion Management に取り組んでみようと思った。